ドラムは何歳から始められるか? ~体格の小さい子供には無理~

「子供にドラムを習わせたい!」
「ドラムって何歳くらいから叩けるの?」

お子さんにドラムをやらせてみたいと
思われている保護者の方もいらっしゃるでしょう。

一つの太鼓を叩くこと自体は小さくてもできますが
ドラムセットを叩くとなると話が違ってきます。

年齢のいかない(体格の小さい)お子さんには無理です。

その理由
どうしてもやらせたいという保護者さんむけに妥協案を解説します。

キレイ事は言いません
ドラム講師としての本音です。

ドラムはどんな楽器か

まず、ドラムはどんな楽器か。

楽器自体の構成はこちらを参考に。
(ドラムってどんな楽器? ~特徴・役割・叩き方~)

さて、基本的な構成を踏まえたうえで
どう演奏するのか。

一般的には椅子に座ります。
そしてスティックでもって両手で叩きますが。

足元にあるペダルを踏んで
バスドラム(青5)やハイハットシンバル(赤1)などの音を出す必要性もあります。(ハイハットは叩いても鳴る)

ドラムの構成

両手のスティックで
スネア(青1)、ハイタム(青2)、ロータム(青3)、フロアタム(青4)
ハイハットシンバル、クラッシュシンバル(赤2)、ライドシンバル(赤3)
こういったものを叩き、

両足のペダルで
バスドラムとハイハット(開閉)の操作
という演奏方法ですね。

つまり、両手両足を使って演奏されるので
「ドラムって難しそう」という印象をもつ人が多いんでしょう。

なにが問題か

ドラムは確かに難しいです。
まぁ簡単な楽器は一つもないんだけど(笑)

んで、お子さんにやらせるのに
なにが問題になるか。

第一に
椅子に座ってペダルを踏む、という点です。

椅子に座ってペダルを踏む以上
ある程度の体格がないとペダルに足が届きません。

車を想像してみてください。

いくらハンドル操作を覚えたところで
アクセルとブレーキに足が届かないならお子さんは運転できないでしょう。

第二に
太鼓自体のサイズと構造、です。

一般的にハイタム・ロータム(青2・3番)と言われるものが
バスドラムの上に専用の器具で固定されています。

バスドラム自体が一般的に18〜26インチ(45.7〜66cm)くらいあるのに
そこからさらに上に乗っかるわけです。

ハイタム・ロータム自体の深さ(高さ)は7〜9インチ(17.8〜22.9cm)くらい

となると、打面は最低でも
床から65〜70cmはあることになります。(バスドラムの口径+タムの高さ)

そして手前にスネアがくる。

タムを叩くには
高さだけでなく前方向の距離も出てくる。

椅子の高さとタムまでの距離が問題

つまり体格が小さいと
スティックを持ってもタムに手が届かないということになります。

無理してやらせると

仮に
「ペダルに足が届かない問題」と
「手がタムに届かない問題」が解決したとしましょう。

おそらく
高下駄はかせて、めちゃくちゃ長いスティックでも持たせたんでしょう。
なんじゃこの画像(笑)

高下駄はいて長いスティックで叩く人

別の問題も発生します。

楽器である以上、音を出します。
音を出すことが本分です。

「ドラムの音をしっかり出したい」と思うと
力一杯叩いてしまう傾向にあります。

特にお子さんの場合はそうです。

これはねー、僕自身が陥ったことでもあるんです。

ドラムを始めたのが5年生の頃でした。

当時の体格はいたって標準だったので
「届かない問題」はありませんでしたが。

力こめて思いっきり叩く癖がついてしまったんですよ。

ある程度大人になってから
脱力するのに苦労しました

5年生でそれくらいなので
もっと小さいお子さんとなると、

力を入れすぎることで身体に負担をかけることになります。

習い事の本質は「楽しむこと」です。

音がしっかり出るほうが楽しいんですよ。
お子さんにとっては。

それが知らず知らずのうちに力んで
負担・疲労が蓄積するなら・・・

お子さんにとって良くないことはわかりますよね。

どうやるか

体格が小さいのであれば、基本的にはドラムは無理です。

通常のドラムセットは、ね。
子供用のオモチャでやらせるしかありません。

そして、どうしても通常のドラムセットでやらせたいなら
いくつか諦めましょう。

ペダルに届かないならバスドラムを踏むことを諦める。
タムに届かないならタムを使ったフレーズを諦める。

つまり
スネアやハイハットだけを叩く

「えー、それだけ?」
と思うかもしれませんが。

これだけでも十分に楽しめるし
リズム感を養うことも可能です。

“準備期間”とわりきって
スネアとハイハットだけでドラムに慣れてもらい、

身体が大きくなってきた頃を見計らって
バスドラムやタムを取り入れていく。

これでも問題なく上達できます。

最後に

とにかく
お子さんに無理をしてもらいたくないんです。

そして楽しんでもらいたい。

まずは、お子さんの身体的負担をできるだけ避けて
楽しむことだけに集中しましょう。

大人と違い、子供の吸収力ってものすごいんです。
技術的なことなんて、あとからどうにでもなります。

もちろん大人の方でも
負担をかけずに、楽しめるレッスンです。

気になる方はお問い合わせください。
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