ドラムってどんな楽器?

ギターのことばっかりじゃなくてたまにはドラムのことも書かんかい、とドラムの生徒さんからクレームが入る(かもしれない)ので今回はドラムの記事です。

おっと! チャンネルはそのままでね。ギターの人も寄っていってくださいよ。

ドラム、とは。
とにかくデカい。音もサイズも。
存在感でいうとピカイチです。ピカイチって死語だろうか・・・

ちょっと突っ込んだ話をすると、帯域が広いのでどんなバンド編成でも目立ちます。
帯域とは音の周波数の「幅」です。高い音から低い音までまんべんなく出せる楽器がドラムです。
なのでどんな編成、つまりボーカルがいる・いないとか、管楽器がいる・いないとか、に関わらずドラムの音が前に出てくるということです。

ちなみに帯域が狭いのはベースです。他の楽器(おもにギター)に邪魔されやすい、ある意味かわいそうな楽器です(笑)

ドラムの基本構成

さて、ではなんでドラムはそんなに帯域が広いのか。ドラムの基本構成から見ていきましょう。

中央の下にある一番デカい太鼓が、バスドラム(ベースドラム)といいます。
右足でペダルを踏んで音を出しますが、これが一番“低い”音を含みます。

その他の太鼓に、スネア、タム(×2)、フロアタム、とあってこれらが“真ん中あたり”の帯域です。

そしてシンバル。ハイハット、クラッシュ、ライドと3枚ですが、これらは“高い”ですね。
キンキンしています。愛川さんではないよ。

こんな感じで、ドラムは幅ひろーく音の帯域を占めています。目立たないほうが難しいです(笑)
これらは基本的というか一般的なドラムセットでの構成です。

ドラマーによっては、スネアが2個あったり、タムが1個だったり。
Terry Bozzio(テリー・ボジオ)氏みたいに色々なものがいっぱいとか(笑)
こうなるとどれを叩いていいんだか・・・

沢山のドラムセット

プレイスタイルと好みでかなり変わってきますね。
また、同じドラマーでも経験を重ねるごとに、増えていったり、減っていったり。数は同じでも角度や高さが変わっていったりと、その時々の“ベストな状態”で構成されていきます。

ドラムの役割

ドラムの役割は、楽曲のリズムを生み出し、テンポをキープすることです。こう言うとただのマシンのように思う人もいるんですが、ちゃんと“表現”もできます。重要な楽器です。

ベースと共に「リズム隊」と言われ、楽曲の土台です。ドラマーのうまいバンドが良いバンド、とされるくらいです。ドラマーだけに責任があるわけではないけどね(笑)

バンド全体をしっかり支えつつ、多彩な表現をする。
一番目立ち、一番責任をなすりつけられやすい(笑)それがドラムです。

出るところは出て、引くところは引く。うまいドラマーはこれができます。歌ものとか、歌じゃなくても主旋律を弾く楽器をいかに邪魔しないように叩くか。これがドラマーの永遠のテーマでしょう。

♪オイラはドラマーヤクザなドラマー♪
ですよ。(なんちゅー歌詞だ笑)