ロックギター界隈で
特にカッティングが好きな人たち界隈で何かと取り沙汰される、
「BAD FEELING」をどう弾くかというテーマ。
プロアマ問わず色々な人が
色々なことを言っていますが・・・
どうでもいいやん(笑)
大事なことは
そういうことじゃないってば。
もっと考えるべきことが沢山あるでしょう。
詳しく見ていきます。
BAD FEELINGとは
まず「BAD FEELING」とは何か。
80年代に日本の音楽シーンを席巻した
ロックバンドBOØWY。

知らない人はいないでしょう。
氷室京介さん
布袋寅泰さん
松井常松さん
高橋まことさん
の4人からなる超かっこいいバンドです。
僕も小学生の頃から好きで、このポスターを部屋に貼っていました(笑)

数あるヒット曲の中でも、イントロのギターカッティングが印象的な曲が
「BAD FEELING」です。
なぜもめているか
冒頭で述べたように、
このBAD FEELINGをどう弾くのか?
で世の中が揉めています(笑)
理由は大きく2つあります。
一つは
オーソドックスな感じではなく独特なフレーズであること。
いかにも日本的というか、いわゆるファンク系などのカッティングではありません。
頭アクセントだしね。
もう一つは
ノイズなのか狙ったのか、つまり
ミスったのか意図的なのか不明な音があること。
ひと回し目とふた回し目で
絶妙に違う音が含まれている。
この2点です。
んで色々な人が
「弾いてみた」系とか「解説」系の動画をあげていて
それぞれ弾き方が絶妙に違う、と。
さらに
布袋寅泰さんご本人が解説的に弾いている動画もあるんですが
これまた音源と絶妙に違ったりして情報が錯綜してる状態です。
再現度の問題
そもそも、なぜ「弾き方」がこんなにも話題になるのか?
それは
完全再現したい人がいるからです。
「本人が弾いているように弾きたい」
「本人と完全に同じ音を出したい」
という、
僕からすれば謎理論というか(笑)
完全再現という幻想にとらわれている。
完全再現を目指すことにあまり意味はありません。
なぜなら
本人ですら完全再現は難しいからです。
上手とか下手とか
技術的なことではないんですよ。
音が偶然の要素を含んでいるから。
CDなどの音源である以上、レコーディングをしますよね。
そして何度か録音してベストテイクを残します。
1回で終わる人もいれば
数十回録音して細かいところまで納得してからOKする人もいるんです。
なぜそうなるかというと性格の違いもあるんですが、
ノイズ(意図しない音)を出してしまったり
リズムがややよれてしまったり
そういうものを「あり」とするか「なし」とするかの違いです。
1回でOK出す人は
いい加減な人という意味ではありませんよ。
これねー、説明が難しいんだけど、
ミスなく完璧に弾けたはずなのに
「なぜかしっくりこない」
「他のパートと合わせたときにハマらない」
ということがあるんだよ。
ミュージシャンならわかるよね?(笑)
勢いがある曲なのにソロをミスなく丁寧に弾いたとしても
全体としてはいまいちなんですよ。
だったら多少リズムがよれようがノイズがあろうが、
勢いにまかせてテンション全開で弾いたほうが
むしろ“かっこよく”聞こえてOKになっちゃう。
録音するものによっては
偶然の要素ありきでベストテイクということになる。
だから、これを完全再現するとなったら
弾いた本人でもなかなかシンドイってことなんです。
大事なこと
完全再現を目指すという
その心意気は素晴らしいとは思います。
耳のトレーニングにもなるしね。
でも出口がない。
答えがない。
だから
コピーをするときは8割くらいの完成度で十分なんです。
「おおよそこんな感じ」で納得する。
ただし、妥協ではありません!
大事だから2回言いますよ。
妥協ではないんです!
今の自分のレベルで可能なかぎり頑張ったうえで、8割くらいで良しとする。
んでここからが大事なんですが
そのコピーしたものをどう活かすかってこと。
何を学ぶか
何を生み出すか。
自分ならこう弾きたいという主張や欲です。
(あなたの演奏はなぜコピー止まりなのか ~一皮向けたい人へ~)
これを残りの2割として足す。
BAD FEELINGはリリースされてから数十年経っています。
その間に、布袋さんご自身だって
「もっとこう弾きたいな」
「こうやればかっこいいかな」
なんて試行錯誤しながら進化されているはずなんですよ。
音源のBAD FEELINGは
当時の布袋さんが
当時の演奏技術
当時の感性
でもって、
さらに偶然の要素もありきで録音したものでしょ?
違うんですよ、今ご本人に確認したとしても。
最後に
冒頭で「どうでもいいやん」と述べたのは
どう弾くのが正解かなんてどうでもいいやんってことです。
正解がどうかよりも
盗めるだけ盗んで自分のプレイに活かすほうがいいでしょう。
音源はこう
この時期のライブはこう
最近のライブではこうだな
みたいに変化を楽しむのもアリだと思います。
布袋さんのプレイの変遷をたどるのも勉強になるはずです。
音源を完っっ全にコピーしたとして
あなたは満足ですか?
その先に進みたくたいですか?
基本をおさえたうえで自分なりの解釈をどう加えていくか
これがいい演奏になるかのポイントです。



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