先日、自分の感性というか、アンテナの反応にゾクっとしたことがありました。
外出時にたまたま耳にした曲がすげーかっこよくて。
歌詞の一部を記憶していたので、後ほど調べてみると
サカナクションの「怪獣」という曲で。
なるほど、サカナクションはセンスいいもんなーと妙に納得して
その日は終わったんです。
おいおい、The Policeの話じゃないのかよ!
って思ったそこのアナタ。
あわてない、あわてない。
ひとやすみ、ひとやすみ(笑)

んで別の日にね。
僕は基本的にテレビを見ないしアニメも全く見ないのですが
ニュースを見ようと思いたまたまチャンネルを回していたところ、
なにやら僕の琴線に引っかかるアニメが。
番組欄を見ると
「なになに、地動説についてのアニメ?めっちゃ面白そうやん!」
そう。
アニメ「チ。」です。
僕は一切の予備知識がなく
「怪獣」という曲と、アニメ「チ。」に食いついたんです。
ご存知の方も多いでしょう。
「チ。」のOP曲が「怪獣」なんですよ!
もちろんOPのシーンを見ていたわけじゃないよ(笑)
「チ。」のストーリーのシーンをチラ見で食いついたんです。
こんな偶然ってあるんだね。
The Policeのアレ
これはどういう現象なのかを整理してみます。
①僕は「怪獣」も「チ。」も知らなかった
②「怪獣」は「チ。」のOP曲である。
③わずか2、3日の間にどちらにも反応した
④僕は、「チ。」のOPを「怪獣」でいこうと決めた人、例えばプロデューサーなどと同じような感性をしている(のかもしれない)。
なかなかこういう現象って起きないですよね。
一見、関連性のないと思える2つのもの。
あとになって偶然その2つに関連性があったことが判明。
そう、まさにSynchronicityです。
タイトルに出てきたイギリスのロックバンドThe Policeの
ラストにして最高傑作とうたわれるアルバム「Synchroniciy」
Synchronicityとは「意味のある偶然の一致」という意味ですね。

かの有名な心理学者Jung(ユング)が提唱した概念。
特に、本人にとって深い意味のある偶然性というニュアンスです。
日本語だと「共時性」とか言われたりしますが
いまいちピンとこないよね・・・
虫の知らせとかも同じようなものなので
そっちの方がイメージしやすいかも。
本でもよくある
僕は本をわりと読みます。
1冊ずつではなく、常に7〜10冊くらいを並行読みします。
1冊読み終えたらまた購入して、を繰り返しているので
常に「序盤の本」と「中盤の本」と「終盤にさしかかっている本」がある状態です。
こういう読み方をしていると
Syncronicityのようなことが起こります。
全く関係のないジャンルの本同士が繋がることがあるんですよ。
A・B・Cというそれぞれ違う本を読んでいるとして
Bには「Aという本には◯◯と記載があって〜」とか
Cには「Bという本の著者で知られる⬜︎⬜︎は〜」とか、ね。
たくさん読んでいると
過去に読んだ本が繋がる、はけっこうな確率であるんだけども、
今まさに読んでいる本同士が繋がったりすると
やっぱりテンション上がりますよね。
しかもベストセラーとかじゃなくて
けっこうマニアックな本同士とかで繋がると、
「俺、なんか特殊なセンスがあるのかも」
と勘違いします(笑)
Synchronicityの中身
さて、The Policeのアルバム「Synchronicity」ですが
実はこのアルバムに収録されている楽曲にも同じタイトルがついたものがあります。
しかも2曲。
1曲めの「SynchronicityⅠ」と
6曲目の「SynchronicityⅡ」です。
ⅠとⅡの直接的な関連性は無いらしく(Stingは語っていないはず)
歌詞を読むとわかるんですが、
Ⅰはsynchronicityの概念的な説明、いわば世界観の導入。
Ⅱはより具体的にストーリー化したものと思われます。
歌詞自体の直接的なつながりは無いにしても
結局synchronicityという出来事である以上、根底の部分ではつながっているのかな
って感じです。
アルバムの1曲目にこれ持ってくるかね?って感じの
なんとも不思議な曲ですね。
というか
アルバム全体を通して不思議な、少しダークな雰囲気なんだよなぁ。
玄人受けはするだろうけど(笑)
唯一?のキャッチーな曲が、7曲目の「Every Breath You Take」
邦題は「見つめていたい」。
これは知っている人も多いでしょう。
グラミー賞も受賞した名曲です。
歌詞の内容が良いですね。
すごく一途に誰かのことを想っている、という内容です。
捉え方を変えるとかなり粘着というか、ちょっと重苦しい愛情かも・・・
いやいや、いい方向に考えましょう。
ギターのアルペジオも非常に素晴らしい。
教材としても使えます。
イントロのフレーズはこんなかんじ。
Key:A♭ですが、半音下げチューニングでA(6弦5F)で弾いてもアリですね。

地味にストレッチフレーズなので
意外と手強いんだよ、これ(笑)
最後に
日常でなかなか遭遇しないであろうSynchronicityについてでした。
これをきっかけにアルバム「Synchronicity」を聴きこむことにします。
持っているんだけど、なかなか普段聴かないアルバムなんだよなぁ・・・
そして結局一回も見ていないので
「チ。」も見てみよう(笑)
面白いSynchronicityの経験がある方
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