知る人ぞ知る?
Falco(ファルコ)にハマりました。
元斗皇拳の継承者じゃないよ(笑)
歌手のほうです。


Falcoとは
Falcoは1957年
オーストリア、ウィーン出身のミュージシャン。
元々はバンドでベースを弾いていたようですが
1981年に「Der Kommissar」でソロデビュー。
ウィーンの方なのでドイツ語ですね。
この曲はヨーロッパでヒットしますが、
のちにAfter The Fireというバンドが英語でカバーし
こちらのバージョンはアメリカでヒットします。
以前「楽曲で一番大切なもの ~ダメなミュージシャンとは~」にも書きましたが
僕は“アレンジしても高確率でオリジナルの方が良い”という考え方です。
例にもれず、この曲もFalcoバージョンの方が良いと思います。
もちろん私見だけど。
んで、重要なのはこの曲ではなく
次に紹介する楽曲です。
1985年に「Rock Me Amadeus」をリリース。
Amadeus(=モーツァルト)の生涯をラップ調で
しかもドイツ語と英語を交互にという当時としては斬新な、
というか今でも斬新な曲調で
これが世界的な大ヒットとなります。

この頃はまだ
ラップやヒップホップという言葉が一般的ではなかったため(そういう楽曲自体は存在した)
かなり新しかったはずです。
その後はヒットにめぐまれず
故郷オーストリアで音楽活動を続けるFalcoでしたが、
1998年に交通事故で他界。
40年の生涯でした。
ハマったきっかけ
僕がFalcoにハマったきっかけ。
それは前述の「Rock Me Amadeus」を聞いたから。
もう何、このダサさ・・・
一周まわってカッコよすぎる。
僕は元々、80年代のペラい打ち込みサウンドが好きだったりするんですが
PVの珍妙な世界観も相まって、一撃でハマりました(笑)
なんだかガラの悪そうな連中がたくさん出てくるあたり
Michael Jacksonの「Beat It」に似ていますが、
こちらは1982年リリースなので
「Rock Me Amadeus」の3年前。
圧倒的に「Beat It」のほうがカッコいいでしょう。
もしかして真似たんかな。
あえてパロディ風にダサく作ったのかも。
いずれにしても
このダサさと、「Amadeus、Amadeus〜」を執拗に繰り返すメロディに
“してやられ”ました。
なにがツボなのか
僕がなぜこの曲にハマったのか。
なにがツボったのか。
まず一つは先に述べたとおり
80年代のペラい打ち込みサウンドが好きだということ。
好きなコード進行(6-4-2-5)だということ。
次に中世ヨーロッパの雰囲気や歴史が好きだということ。
そして後から気がついたんですが
ドイツ語で歌われていることも要因の一つかもしれません。
以前、紹介したKlaus Nomiも
ドイツ語やドイツ語なまりの英語で歌っています。
(魅惑のシンガー ~Klaus Nomi編~)
僕はドイツ語の響きが好きなのかも。
ビールが好きだからか・・・
関係ないか(笑)
イントロから曲中通しての
「ドンドンッ、パン」というビートも心地よいですね。
Queenの「We Will Rock You」と同じです。
こちらは1977年のリリース。
タイトルに「Rock〜」とあることからも
このへんも意図的に似せて作られたのかもしれません。
rock=刺激する、盛り上げる
などの意味があります。
まさにテンションブチあがりの曲です。
最後に
音楽だけに限らず
自分が好きなもの・嫌いなものに対して、
なぜ好きなんだろう
なぜ嫌いなんだろう
と冷静に原因を見極めようとすることは大事です。
思わぬ発見や、なにか行動を起こすきっかけになるからです。
特に、ミュージシャン・画家などの「表現する立場」にあるなら
自分の作品やスタイルの確立に対するヒントにもなるでしょう。
「なぜ〜」に対する答えが完璧にわからないとしてもいいんです。
自分なりの分析・自分なりの解釈ができればそれでOK。
そういう作業を繰り返しているうちに
徐々に分析の精度が上がってきます。
好きなものをとことん掘り下げて
Rock Meしていきましょう(笑)
自己分析の具体的な方法を詳しく知りたい方は
気軽にお問い合わせください★
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