ギターで両手をシンクロさせるには

何事においてもタイミングが重要です。

ギターでうまくコードが鳴らない
ドラムでリズムが安定しない

などお悩みの人も多いかと思いますが
原因の一つにタイミングがあっていないというものがあります。

今回は楽器演奏における手足などのタイミングについて考察していきましょう。

細かい話ですが
引き起こす結果としては、決して小さくない話です。

演奏における身体操作のタイミングは楽器によって変える必要があります。

全て同時、とは限らない

まず、身体の一部分だけで演奏する楽器はないと言ってもいいでしょう。
小さい子が指一本でピアノを鳴らす、とかは別で。

弦楽器なら両手
鍵盤ドラムなら両手両足
管楽器なら両手に加えて口

など、何かしら複数の部位を動かして演奏しますね。

そして、ある音を出したいと思った時(単音でも複音でも)
必要な身体の部位を同時に動かそうとするはずです。

しかし、“同時”というのが必ずしも正解とは限らない。

いや感覚としてはね、同時でいいんです。
感覚としてはシンクロさせるつもりです。

ところが、厳密に言うと楽器によっては同時ではないんですね。

同時でないものを同時だと思いこんで身体の各部位を動かしているから
いまいちうまく弾けないということになります。

ここに気が付けなければ、一生かかってもその楽器はうまくなりません。

同時なもの、同時でないもの

同時に動かして問題ない楽器といえば
ピアノなどの鍵盤楽器、それからドラムでしょう。

ピアノで左手コード・右手メロディを弾きたい場合などは
同時に鍵盤を押します。

コードが4分音符、メロディが8分音符だとしたら
左手と右手の奇数箇所(1・3・5・7)が同時です。

ドラムはハイハット・スネア・キックのタイミングが揃うところは
両手と右足を同時に動かせばOKです。

シンプルな8ビートだとしたら、右手のハイハットの3・7と左手スネアが同時。
ハイハットの1・5とキックが同時。

ただし“表現”として各部位のタイミングをズラす、といった場合は除きます。

ピアノで両手がシンクロしないとか
ドラムで両手両足がバラバラといった状態の人は、

しっかり自分の身体に意識をむけて「せーの」で弾く(叩く)練習をすれば
そのうちタイミングは揃ってきます。

では弦楽器はどうでしょう?

ギターやバイオリン、琴などもそうですが
左手であるポイントを押さえ、右手で弦を弾く・弓をひくなどしますね。

これは同時ではありません。

必ず「左手先行」です。

開放弦を鳴らすだけなら左手は必要ないです。

開放弦以外の音程を出すときは
左手がまず着地してから弦を弾く動作になります。

ギターのローポジションで開放弦を混ぜてドレミ〜を弾くとした場合、
ド(5弦3F)
レ(4弦開放)
ミ(4弦2F)
ファ(4弦3F)
ソ(3弦開放)
ラ(3弦2F)
シ(2弦開放)
ド(2弦1F)
といきます。

このときの手順としては

ド(左手→右手)
レ(右手)
ミ(左手→右手)
ファ(左手→右手)
ソ(右手)
ラ(左手→右手)
シ(右手)
ド(左手→右手)

となります。

かなり複雑な動きになりますね。
同時だと思えても、実はこれだけの動きをやらないと綺麗にドレミ〜は鳴ってくれません。

これが弦楽器の厄介なところであり、ピアノやドラムなどとの決定的な違いです。(ピアノやドラムが簡単というわけではない)

ギターで
綺麗な音が出ない
左右がうまくシンクロしない
という人は、ここに問題があることが多いです。

同時だと思って演奏していると、僅かに左手が遅れたときに音がビりつきます。
左手先行を定着させましょう。

同じように管楽器も同時ではありません。
手が先行です。手のセットが完了する前に口が動く(吹く)と狙った音は出せません。

小学校のリコーダーの時間に「ピヤ〜」っという変な音を出している子がいましたが(笑)
あれがまさに手のセットが完了していない状態。

管楽器を演奏する場合は
手のセットが完了してから吹くという意識をしましょう。

まとめ

自分の演奏する楽器がどういう手順でどういうメカニズムで音を出していくのか、ということをまず考えてみましょう。
楽器の難易度」の記事も参考に。

弦楽器や管楽器は同時ではないと書きましたが、だからといって「イーチ、ニー」、と明らかにタイムラグがある状態では良くありません。

イメージとしてはあくまで同時です。
同時ですが、ほんの僅かだけ先行させます。

ギターの場合、先行しすぎるとハンマリング状態になり同じ音が2回出てしまいます。

前半はいいタイミングで弾けている状態。
後半は左手が先行しすぎてハンマリング状態。

右手よりも早く、かつハンマリング状態にはせず。
ここが難しいところですね。

そして、身体の一部分だけで演奏する楽器はないと冒頭で書きましたが
銅羅とか木魚は腕一本でいけるよなぁ(笑)

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