20/11/30 コードの成り立ち その5

最終更新: 2月24日

さて、いよいよやってきましたコードの成り立ちシリーズ最終回です。

一旦ね(笑)


ここまで順に見てきた方は、徐々にコードの成り立ちが理解できてきたのではないでしょうか。まだならこちらを。

コードの成り立ち ~意味から考える~

コードの成り立ち その2

コードの成り立ち その3

コードの成り立ち その4


前回はディミニッシュトセブンスコードを解説しましたが、

今回も負けず劣らずの変な?コード

「オーギュメント」です。


ではいきましょう。



オーギュメントとは

オーグメントと発音されることもあります。

正確にはオーギュメンテッドトライアド。

トライアドとは三和音のことです。

オーギュメント(augment)されたトライアド。


augment=増やす、という意味です。

diminish=減らす、という意味でしたね。

ということは?


そうです、私が変なオジさ。。。

そうです、ディミニッシュの逆バージョンです。


じゃ、どこが増えてんねん ってことですが

メジャーコードのルート・長3度・5度のうち

5度が増えます

ルート・長3度・増5度となります。


Caugなら「C・E・G#(ド・ミ・ソ#)」です。



んー、不気味(笑)

落ち着かないですねー。


ディミニッシュ同様、

「暗く」「不安定な」

コードです。



オーギュメントコードの特徴とは

オーギュメントコードの特徴は、

こちらもディミニッシュ同様、「種類が少ない」ということ。


ディミニッシュは各音の距離(=度数)が

全て短3度でした。


オーギュメントはというと

ド→ミ 長3度

ミ→ソ# 長3度

となります。


そして、ソ#→ドも長3度

全ての音が長3度の等間隔。


ディミニッシュが短3度でずらすと構成音が丸かぶりになりましたが

オーギュメントも長3度でずらすと構成音が丸かぶりします。そしてクルっと一周。



C・E・G#

E・G#・C

G#・C・E

C・E・G#


つまり

Caug=Eaug=G#aug

C#aug=Faug=Aaug

Daug=F#aug=A#aug

D#aug=Gaug=Baug

という関係になり

オーギュメントコードの種類は4種類になります。

ルートで区別すれば12種類ですが

構成音上、丸かぶりになるので4種類。


このオーギュメントコードもディミニッシュトセブンスコード同様、単体では使いにくいコードなので

ディミニッシュのように一瞬の経過や音の変化に使われます。


例えばC→Caug→C→Caugといったとすると

CEG→CEG#→CEG→CEG# となり、

「G→G#→G→G#」という半音で行ったり来たりする変化が出ます。


C→Caug→Amといったとすると

CEG→CEG#ACE となり、

「G→G#→A」という半音で上昇する流れを作れますね。


Amを展開(音の並びをかえる)して、CEAとするならば

かなりスムーズに「G→G#→A」のラインが作れます。


オーギュメントもディミニッシュも暗く不安定なコードですが

他のコードの間に挟むことによって流れをよりスムーズにすることができます。


ただ不気味なだけのコードではありませんよ(笑)

うまく使ってやると効果絶大です。



まとめ

さて、全5回にわたりコードの成り立ちを見てきましたが

いかがだったでしょうか?


長くなったけど

これ、まだ基本です(笑)


でも基本にして最重要項目です。

ここでつまづくと先がありません。


テンションやらオンコードやらアッパーストラクチャーやら。

まだまだ色々ありますが

とにかくここまでの成り立ち・構成音をしっかり把握しましょう。

丸暗記ではなく、このコードのここを変化させたらあのコードになる、という風に

関連づけて覚えていくと頭の中に定着しやすいです。

丸暗記ではすぐに忘れてしまいます(笑)


そして、余裕があれば

使用例やセオリーなんかも覚えていくと理解の幅が広がっていきます。

何度も反復して自分の中に落としこんでいってください。


念をおしますが、

「ディミニッシュトセブンスコード」って

いちいち言わないようにね(笑)

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