魅惑のシンガー ~Little Richard編~

「巨星墜つ」

また偉大なミュージシャンの訃報です。

アメリカのロックンロールシンガー、Little Richard(リトル・リチャード)氏が今月9日に87歳で亡くなりました。

いわゆるロックンロールの創始者とも言うべき一人でしょう。
Chuck Berry(チャック・ベリー)氏やFats Domino(ファッツ・ドミノ)氏らと共に初期のロックに貢献した方です。

「世界中のミュージシャンに最も影響を与えたミュージシャンは?」と聞かれたら、
多くの人が「The Beatles(ザ・ビートルズ)」と答えるのではないでしょうか。私見ですが。
そのThe Beatlesに多大なる影響を与えた一人が、このLittle Richardです。

来歴

1932年、アメリカ・ジョージア州メイコンに誕生した彼は
信心深い両親のもと、幼いころから教会に通い、ゴスペルなどを歌い始めます。

そして1947年、14歳のときにSister Rosetta Tharpe(シスター・ロゼッタ・サープ)の目に留まり、彼女の公演でオープニングアクトを務めます。
ちなみに、Sister Rosetta Tharpeは知るひとぞ知る、超かっこいいゴスペルシンガーの女性です。ギターもバリバリ弾くし。

その後、1955年にデビュー。

「Tutti Frutti」、「Long Tall Sally」(のっぽのサリー)、「Lucille」(ルシール)など、立て続けにヒットを飛ばしロックスターとしての地位を確立していきます。
のっぽのサリー、ルシールあたりは彼の代表曲とも言えますね。

絶頂期の1957年に一度引退し、牧師として生活していましたが、1962年にカムバック。
その際の復帰コンサートで前座を務めたのが、まだ無名だったころのThe Beatles。
ステージでギタリストとしてサポートしていたのがJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)氏。
すごすぎ(笑)

その活動は音楽だけにとどまらず、ドラマ出演なども果たします。
日本でも放送された「フルハウス」にも出ていますよ(笑)

そして2013年に二度目の引退。

スタイル

彼の魅力は何といってもその声。そしてパフォーマンスでしょう。
少し枯れたというかザラッとした声で強烈なシャウト。
そしてピアノをガンガン叩いたり、足を乗せたり(笑)

服装もどんどん派手になっていきます。化粧もするし。
決して綺麗な声の部類ではないけれど、なんかクセになる声なんですよね。

そして歌詞がけっこう軽いというか・・・言動も軽いけど(笑)
あまり知的さは感じないところがまた良かったりします。

本人曰く、「派手なパフォーマンスは、目立ちたかったから」だそうで。
ただ、当時としては斬新でした。
The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)のMick Jagger(ミック・ジャガー)氏もパフォーマンスをまねたそうです。

彼は同性愛者でもありました。まだまだ人種差別や同性愛者に対する差別が激しかった時代に自らカミングアウトし、ド派手な衣装にパフォーマンスに、化粧。
ある種の、社会への抵抗だったのでしょうか。いやー、すごい根性というか。エネルギーに満ちあふれていますね。

影響を与えたミュージシャンはThe Beatlesを始め、The Rolling Stones、Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)、 Bob Dylan(ボブ・ディラン)、Prince(プリンス)、Elton John(エルトン・ジョン)、Queen(クイーン)、Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)、Nile Rodgers(ナイル・ロジャース)、KISS(キッス)、Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)と、もう数えきれないほどです。
そういえばCyndi Lauper(シンディ・ローパー)とも一緒に写真に写ってたな・・・。

とにかくね、世界中の沢山のミュージシャンたちに、もの凄い影響を与えた人なんですよ。音楽的にも。そしてその言動や生き様?も。

晩年の頃の写真を見るとわかるんですが、
この年齢でこの毛量なの?っていうね(笑)

つまり・・・アレなんでしょう(笑)
そんなところも含めて、本当に素晴らしいミュージシャンです。

最後に

代表曲は沢山のミュージシャンたちにカバーされました。
カバーされたバージョンも魅力的なんですけどね~。やはりここは本人のを紹介しましょう。

というわけで「Tutti Frutti」と「Long Tall Sally」です★