上手いギタリスト

Eric Clapton
Van Halen ふむふむ
Larry Carltonに
B.B.King ほうほう
そして、Stevie Ray Vaughanと

さて、今回は上手いギタリストを紹介する回

ではないですよ、ご期待にそえずごめんなさい(笑)

演奏がウマイ、って何やねんって話です。

みなさん、どうなれば演奏がウマイと言えると思いますか?
あまり考えたことないでしょう。

演奏がウマイとはどういうことか?
詳しく見ていきます。

上手いとはなにか

楽器の演奏だけでなく、あらゆることに「上手い」という表現が使われます。

では、上手いとはなんなのか。

  • 能力が優れている
  • 技術や技巧が優れている
  • 上手

ということ。つまり人より何かが突出しているということです。

この「何か」というのがミソですね。

「何か」という以上「全て」ではないわけです。

この仕事をしていて、一番されたら困る質問が
「先生が一番上手いと思うギタリストは誰ですか?」
です。

もう、これはねー
「どの野球選手が一番上手いですか?」
と同じなんですよ(笑)

何をもってして上手いとするかですよね。

打つのか、投げるのか、走るのか。
打つにしても打率なのか、変化球への対応なのか、ホームラン数なのか。

楽器ならば、テクニック全般なのか、速弾きなのか、音色や表現力、作曲センス、発想力・フレージングの面白さ等。
上手いと思わせる要素は沢山あります。

「何か」が突出していればいいんです。
全てを満たす完璧なプレイヤーなんかません。

作曲センスがあっても技術が伴ってない人もいます。

速く弾けば弾くほど表現力は削がれていきます。
速弾きギタリスト=表現力がない ってことではないですよ。
速く弾いている間は表現できる幅(時間)がどうしても狭まるってことです。

音程が完璧にあっているのに感動しない歌手もいれば、音程はあまいけど何か味があってひきこまれるなぁ、という歌手もいます。

よく「ギタリストランキング日本人編」とか「世界編」とかありますけど
あんなもの意味がありません(笑)
編集者の好みや主観が大いに盛り込まれています。

誰が上手いか問題

巷では「誰が一番上手いか」というテーマで論争が巻き起こります。

「◯◯が一番!」
「いや、△△こそ至高!」
「センス悪っ!わかってないな」
「お前のほうこそわかってねーよ」
ってね(笑)

重要なのは、そのプレイヤーのどこを切り取るか、でしょう。

好きなプレイヤーがいること自体は何の問題もありません。
ただ、その人を信奉しすぎるのは良くありません。

たまに、自分の好きなプレイヤーが全てにおいて完璧で、それ以外のプレイヤーを評価している人はわかってない、みたいなことを言う人がいます。

何度も言いますが全てを満たす完璧なプレイヤーはいません。

どういう角度で、どういう切り口で見るか、で評価は様々です。

誰が一番か、ということ自体が成立しないんですよ。

前述しましたが、速弾きと表現力は反比例の関係にあります。

速く弾けば弾くほど
“表現している間がない”
という物理的な制約が出てくるからです。

図で表すとこうなります。

テンポと表現力の相関

横軸が弾くテンポ(速度)
縦軸が表現力・表現できる余裕
です。

別の観点もあります。

プレイヤーのタイム感(テンポに対して前め・後ろめか)が前めだったり、勢いが増すほど
色気はなくなります。

図で表すとこうです。

色気と勢いの相関

横軸がフレーズの勢いです。テンポに対して前めということ。

勢いが増せば増すほど、色気は削がれていきます。

キャッチーなフレーズを弾けば一般ウケしますが、難解なフレーズを弾けば弾くほど受け入れられにくくなり、玄人ウケになっていきます。

図で表すとこうです。

キャッチーさと難解さの相関

横軸がフレーズの難解さ。
ここで言う難解さとは単純に弾くのが難しいとうわけではなく、コードに対する音づかい(つまりスケール)だったり、フレーズの組み立て方です。

フレーズが複雑になればなるほど一般ウケしなくなる傾向にあります。

速弾きの最中にも多彩な表現力
勢いよく弾いているのに色気もあって
難解なフレーズを弾いているのに一般ウケするプレイヤー

いますか?

いないでしょう(笑)

どうするか

全てを満たす完璧なプレイヤーは存在しない。

と、なると学び方にも注意が必要です。

・どこを参考にするか

・いろんなプレイヤーのいいとこどり

ここが大事になってきます。

いいとこどりというのはあくまで自分の判断でOKです。
自分はここがいいと思う、というところを吸収していく。

全てを吸収する必要はありません。

そうやって自分がいいと思うプレイヤーのいいところだけを吸収していくと

自分なりの好みや主張が出てきて、それがいつしか自分の「スタイル」になっていきます。

最後に

これは何にでも言えることでしょう。

スポーツでもそう。
絵を描くことだったり小説を書くことだったりも。

役者さんでも声優さんでもそうです。

たまに完全コピーバンドだったり、本人のそっくりさんというか
機材から服装からプレイスタイルまでなんでもかんでも真似をしている人を見かけますが。

あれ、なにが楽しいの?(笑)

エンターテインメントとして、お客さんを喜ばせるために完コピするのはいいと思うけど

自己満足で完コピするはちょっと理解できません。

誰かを目指すのではなく、「自分」を目指すべきだと思います★