何やら深みのあるタイトルですね。
音とは。人とは。宇宙とは。
いや、まさかそんな深い話ではないです(笑)
文字通り“音”って何?ってこと。
何の楽器をやるにしても、音楽である以上、音そのもののことを理解しておいたほうが良いでしょう。
音の正体
皆さん、間違いなく音楽がお好きでしょう。僕もかれこれ30ウン年音楽をやっています。
じゃ、そもそも音の正体って何かって言うと
ずばり!“振動”です。
もう終わってもいいくらいの結論が出てしまった(笑)
ありとあらゆるものの振動なんですよ。
まず、人の声や楽器なんかの音は空気を伝わってきますね。空気を振動させています。
んでそれが耳に入って鼓膜を振動させます。
ここまで空気の振動です。でもここから骨とかを(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨と言います)振動させて最終的に有毛細胞と呼ばれる細胞が振動を感知し、脳へ伝達するんですね。
僕が好きなとある作品に宇宙空間でドンパチやるようなものがあるんですが、その際にも「ドカーン」とか「ギューン」みたいな効果音は出ているんですけど、そもそも空気がないから宇宙では音が聞こえませんね(笑)
「状況がわかりやすいように音をシミュレートして人工的に再生させている」なんて後付けがありましたけど、それはチョット苦し・・・まぁいいや。
音速ってありますね。音の伝わる速さです。
秒速340mってたぶん学校で習うんですけど、これはだいたい気温が15℃くらいのときです。
音の伝わる速さは気温が上がるほど速くなります。(湿度とか細かい条件にもよりますが)真冬よりも真夏のほうが音が速く到達するんです。
ってことは陸上競技なんかでよーいどん、パーン!みたいなやつは夏のほうが速く聞こえるってことなので、その分速くスタートできるんですよ。
タイムに影響出るほどの差かどうかはわかりませんが(笑)
音への影響
音は“振動”です。
振動なので様々な影響を受けるんですが、これは突き詰めるとキリがないです。
まず、空気の振動。
気温や湿度でかなり変わってきます。特に音質に関しては湿度がモノを言います。
そこそこ売れているアーティストやバンドが
「ちょっとレコーディングでロスまで・・・」
なんて言うことがありますけど。
これはカッコつけているわけでもなく、調子に乗っているわけでもなく(笑)
そっちのほうが良い音で録音できるからなんです。
それは日本に比べてカラッとしている、つまり湿度が低いからなんですね。
逆に言うと、湿気の多い日本で良い音(ヌケる音とか言います)を出せるのであれば
海外でもさほど苦労せず良い音が出せるということです。
音だけ良くても腕がなければ意味ないけどね(笑)
雨季とかブリブリある熱帯地方とかの人たちは音作りに関してメチャメチャ上手いんだろうか・・・?
というわけで、空気の振動だけとっても湿度によってかなり変わるんですが
全ての、もうありとあらゆることが音に関わってきます。
ギター自体に様々な部品が付いていますよね?(特にエレキ)
ネジ1本の材質や、締め具合によっても音は変わりますからね!
特にネックのジョイント部分にあるネジ。ボルトオンのネックですね。
これは締め具合とか割りと影響あります。4本中1本だけ少し緩めている、とかこだわっている人もいます。まぁ、好みなんですが。
スルーネック(ボディとネックが一つの材)やセットネック(ボディとネックを接着剤で固定)はネジがないので当然ネジの影響はありません。
セットネックは接着剤の性質や量などで変わるんでしょうけど。
それから、ギターを弾いているときは必ず自分の身体にギターが触れていますよね?
着ている服装や体形によっても音は変わります。理論上は。
アンプを使う場合、出音によってアンプ自体が振動します。
その振動の影響によって音が変わります。
大型のアンプとかは持ち運びしやすいようにキャスターが付いていたりしますが、そのキャスターの振動具合が気に入らないから、とキャスターを全て外す人もいます。
持ち運びしにくい(笑)
アンプが接地している床の材質によっても変わるということです。
まとめ
ここまで見たように、ありとあらゆるものが音つまり振動に影響を与えます。
シールドを変える、ピックを変える、弦のゲージやメーカーを変える。
などで音が変わることは言わずもがな、なんです。このへんはもはや劇的に変わると言ってもいいです。
こだわりはじめるとホントにキリがないんですよ。
でもキリがないからどうでもいいやー、ではなく
大事なことは“どこまでこだわれるか”でしょう。
ギターが汚れている、ホコリが積もっている。こんな状態では良い音は出せません。
弦とかピックとかネジとか湿度とか。そういったことはある程度、経験が必要ですが。
最低限、自分のギターは常に綺麗にしておく。小さなことでも音に影響するのだ、と。意識していただきたいです。
説教じゃないよ。ありがたーい、お言葉です(笑)