ギターのネック裏話 〜ネックの形状〜

年末にネックの指板面についての記事を書きましたが、今回は指板の裏の話です。
普通の人はこちら側に親指がくるはずです。僕もそうです。

前にも書いたように、指板面はRの形状が違うんですが裏側も色々あります。
では見ていきましょう。

どんな形状か

ギターネックの形状

こんなかんじですね~。
黒いところが指板です。その裏側の形状が違います。

一般的にはCシェイプが多い気がします。Uシェイプは少し厚みが出ますね。フィット感はかなりあります。手が小さい人には弾きづらいかも。Vシェイプは握りこみやすいです。いわゆるシェイクハンドスタイルの握りですね。特にストラップを長めにしてギターを低く構えるときは(おススメしないけど笑)握りこんだほうがコードが押さえやすくなります。
変則的に、ヘッド側がVシェイプでボディ側に向かうにつれCシェイプになるというものや、左右非対称(1弦側・6弦側で違う)のアシンメトリーというものもあります。

形が違うとどうなるのか

形が違うと何が変わるの?
と聞かれれば・・・単純に握った感じが違います(笑)

それから重要なのは音。ネックの太さは音にかなり影響あたえるんですよ。
この3つで比較するならUシェイプが一番太い音がしますね。ズン、とくる感じ。しっかりとギターが「鳴って」いる感覚です。
と言っても、弾き心地が悪いと感じるなら意味がないわけで。
手の大きさ、プレイスタイル、出したい音。これらを考えた上で選んでいくのが一番です。

そして親指の位置に拘りましょう。コレかなり重要です。だから、もう一回言います。
親指の位置に拘りましょう!
日頃からレッスンで言っていますが、親指が手の平の中(人差し指の真っすぐなラインより内側)に入りすぎると途端に他の指の動きが悪くなります。ネックの上から覗いて「フック」するような形になっても、やはり動きが悪くなります。

自然な形で。体の造りに逆らわないように。深呼吸して。
そうそう。そして宇宙を感じてください。

心が落ち着いたら、独り言をつぶやきます。
「親指の位置に拘りましょう」

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