音とは何か

何やら深みのあるタイトルですね。

とは。

人とは。宇宙とは。

まさかそんな深い話ではないです(笑)

何の楽器をやるにしても、音楽である以上、音そのもののことを理解しておいたほうが良いでしょう。

ずばり、音とは振動です。

音の正体

音は振動
うん、知ってたよ

って人も多いでしょう。

では、そもそも何の振動でしょうか?

音って、ありとあらゆるものの振動なんですよ。

まず、人の声や楽器なんかの音は空気を伝わってきますね。
空気を振動させています。

んでそれが耳に入って鼓膜を振動させます。
ここまでは空気の振動です。

でも、ここから(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)を振動させて
最終的に有毛細胞と呼ばれる細胞が振動を感知し、脳へ伝達するんですね。

つまり空気の振動があって、耳の中の骨を振動させて
おそらく神経細胞も振動して情報を伝えているんでしょう。

知らんけど(笑)

僕が好きなガンダ・・とある作品に
宇宙空間でドンパチやるようなシーンがあるんですが、

その際にも「ドカーン」とか「ギューン」みたいな効果音は出ているんですけど
そもそも空気がないから宇宙では音が聞こえませんね。

「状況がわかりやすいように音をシミュレートして人工的に再生させている」
なんて後付けがありましたけど、それはチョット苦し・・・まぁいいや。

音速ってありますね。
音の伝わる速さです。

秒速340mってたぶん学校で習うんですけど、これはだいたい気温が15℃くらいのときです。

音の伝わる速さは気温が上がるほど速くなります
湿度とか細かい条件にもよりますが。

真冬よりも真夏のほうが音が速く到達するんです。

ってことは陸上競技なんかで「よーいどん、パーン!」みたいなやつは
夏のほうが速く聞こえるってことなので、その分速くスタートできるんですよ。

タイムに影響出るほどの差じゃないだろうけど。

音への影響

音は振動です。

振動なので様々な影響を受けるんですが
これは突き詰めるとキリがないんですよ。

詳しく見ていきます。

空気

まず、空気の振動。
気温や湿度でかなり変わってきます。

特に音質に関しては湿度がモノを言います

そこそこ売れているアーティストやバンドが
「ちょっとレコーディングでロスまで」
なんて言うことがありますけど。

これはカッコつけているわけでもなく、調子に乗っているわけでもなく
そっちのほうが良い音で録音できるからなんです。

それは日本に比べてカラッとしている、つまり湿度が低いからなんですね。

逆に言うと、湿気の多い日本で良い音(抜ける音)を出せるのであれば
海外でもさほど苦労せず良い音が出せるということです。(抜ける音の作り方 抜ける音なんて無い

雨季とかブリブリある熱帯地方とかの人たちは
抜ける音作りに関してメチャメチャ上手いんだろうか(笑)

楽器自体

ギター自体に様々な部品が付いていますよね?

特にエレキは、金属パーツが多いです。

ネジ1本の材質や、締め具合によっても音は変わります

特にネックのジョイント部分にあるネジ。
ボルトオンのネックですね。

これは締め具合とか割りと影響あります。
4本中1本だけ少し緩めている、とかこだわっている人もいます。

まぁ、好みだし
自己満足の世界です。

スルーネック(ボディとネックが一つの材)やセットネック(ボディとネックを接着剤で固定)はネジがないので当然ネジの影響はありません。

セットネックは接着剤の性質や量などで変わるんでしょうけど。

当然、ブリッジナットネックボディの材質など
楽器自体が振動の影響を受けまくります。

その他

ギターを弾いているときは必ず自分の身体にギターが触れていますよね?

ということは、着ている服装体形によっても音は変わります。
理論上は。

アンプを使う場合、出音によってアンプ自体が振動します。
その振動の影響によって音が変わります。

大型のアンプとかは持ち運びしやすいようにキャスターが付いていたりしますが
そのキャスターの振動具合が気に入らないから、とキャスターを全て外す人もいます。

持ち運びしにくくなるけど(笑)

アンプが接地している床の材質からも影響があるということです。

最後に

ここまで見たように、ありとあらゆるものが音(=振動)に影響を与えます。

シールドを変える
ピックを変える
弦のゲージやメーカーを変える
などで音が変わることは言わずもがな。

このへんはもはや劇的に変わると言ってもいいです。

ネジ一本で変わっちゃうんだから。

こだわりはじめるとキリがないですが
だからと言って神経質になりすぎるのもね。

大事なことはどこまでこだわれるかでしょう。

ギターが汚れている、ホコリが積もっている。
こんな状態では良い音は出せません。

弦とかピックとかネジとか湿度とか。
そういったことはある程度、経験が必要ですが。

最低限、自分のギターは常に綺麗にしておく
小さなことでも音に影響するのだ、と。

これだけは意識しておきましょう。

精神的余裕のある人は、ネジ一本にこだわってみてください(笑)

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