バンドレッスン
バンドレッスンとは

- バンド内の音に不満がある
- オリジナル曲がいつも似たようなものになってしまう
など、バンドならではの悩みがあると思います。自分たちだけではわからないことが多くないですか?お互いに不満を言えないこともあるでしょう。
自分たちを客観的に見ることは難しいですね。演奏している姿や演奏の音を外から判断することによって、適格なアドバイスをしていくレッスンです。
下手なバンド、カッコ悪いバンドには共通する要素がたくさんあります。それらを一つ一つ明らかにし、何が悪いのか?を全員で共有することで確実にバンドの音が変わっていきます。
ライブ演奏やレコーディング作品などが、自分たちのイメージどおりになっていきます。
どうせやるならカッコ良く!レベルの高いバンドを目指しましょう。
バンドレッスンの流れ
- 顔あわせ(事前に、または当日リハーサルスタジオにて)
- ヒアリング(どんな悩みがあるのか、どんなバンドにしたいのか、など)
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- 演奏チェック(一番得意な曲やバンド内でよくやる曲を演奏していただきます)
- 悩みのポイントを一つずつ確認、アドバイス
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- アドバイスを意識してもらい、再度演奏
(悩みの内容によってはギターのみやリズム隊のみで演奏、ということも) - 以下、繰り返してバンド全体の演奏レベルを上げていきます
音作りのコツ 各パートのバランスを整えるには
アレンジのコツ 持ち曲にバラエティを持たせるには
グルーヴとは? バンドのカラーを出すには
バンド全体としてはこのへんが課題となってくるでしょう。
音作りはギターやベースなどの個別の音作りから、更に全体としての音作りまで考えます。
楽器単体での「良い音」とバンドに混ぜたときの「良い音」は根本的に違うからです。
アレンジはコード進行やリズム、ダイナミクスも含めて緻密に練っていきます。
同じ曲でも見違えるようになります。
グルーヴはそのバンドにしか出せない「エネルギー」のようなものです。
他の人とは出せない、このメンバーでないとこの演奏はできない!というところまでお互いの信頼感と技術を高めていきます。
バンドのコンセプト、方向性を大事にしながら指導していきます。
バンドレッスンの具体例
実際のバンドさまをモデルにしたレッスンの具体例です。
ボーカル、ギター、ベース、ドラムの四人組ロックバンド
経験:10年ほど
悩み:どれも同じような曲になってしまう。全体的に迫力がない。
初回
まずは一通りバンドの曲を演奏してもらい確認します。全体的に音量バランスの悪さが目立ちます。迫力が出ないというのはいくつか原因がありますが、まずはバランスを整える必要があります。
「迫力が出ないのは一つはバランスのせいです。ギターの○○によってベースが△△になっています。ギターの音を□□にしてください。音量はそのままで。」
→各パートがクリアに聞こえるようになりました!
ベースを活かすも活かさないもギター次第です。ギター単体での良い音とバンドアンサンブルでの良い音とは違うからです。
↓
2回目〜2ヶ月
音量バランスが整ったところで、全体の迫力を出すためにリズムを徹底して鍛えていきます。
「ベースはドラムの○○を意識しましょう。ドラムはベースの△△を意識してください。」
→リズム隊だけでもビシッときまるようになりました!
本来、リズム隊だけでもある程度の迫力は出るものです。ここにギターを入れることで更に迫力が増していきます。
↓
3ヶ月〜7ヶ月
アレンジに幅を持たせるため、持ち曲の分析をし、どういう傾向が多く見られるかを全員で共有します。
「ほとんどの曲でコードが○○しています。試しにコードを△△にしてみましょう。」
→元の雰囲気を残しつつも、曲の印象がハッキリ変わりました!
コードでの変化に加え、リズムでも変化を持たせていきます。
「例えばイントロの入りを○○してください。」
→リスナーの興味を惹くようなイントロになりました!
「マンネリ打破のために2番は△△にしても面白いですね。」
→メリハリがついて個性的な曲になってきました!
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8ヶ月〜10ヶ月
ライブで演奏しても何らかの感動がないとファンは増やせません。
「○○を詰めていきます。ボーカルはもっと△△にしてください。それに合わせて楽器隊は□□しましょう。」
→同じ曲でも、展開がよりドラマチックになってきました!
全ての過程で録音し、客観的に聞くことで自分たちの変化を実感できます。
ライブハウスのスタッフから「以前より良くなった」と言われ、それまでよりも出演オファーが増えたそうです。また、少しずつファンの方も増えてきているようで。より真剣にバンド活動に取り組めています。
個人レッスンとは違い、バンドメンバー全員が意識しないとなかなか改善しません。特にメンバー間でレベルの差がある場合は、全体の底上げをするのに時間がかかります。
上達のペースは人それぞれです。メンバーさま一人一人、またバンド全体の状態を見ながら丁寧に指導していきます。